ごあいさつ

日本ハンガリー友好協会
理事長 清水祥之


 2022年6月に理事長を拝命いたしました清水祥之でございます。大変光栄に存じ上げますとともに、責任の重さに身の引き締まる思いです。精一杯務めてまいりますので、会員並びに関係の皆様方の引き続きのご支援ご協力を何卒よろしくお願い申し上げます。

 ハンガリーと私の結びつきは17年前に遡ります。小泉純一郎首相のご依頼で、当時私の上司であった故・米倉弘昌さん(日本経済団体連合会会長/住友化学会長)が日本・ハンガリー協力フォーラム、いわゆる賢人会議の日本側座長に就任されました。私は民間の立場から賢人会議をサポートさせていただきました。会議は2005年11月から2年間続き、その間に10回以上ハンガリーという素晴らしい国を訪問するチャンスに恵まれました。願ってもない楽しい仕事でした。その後、両国間の外交関係開設140周年事業の目玉として、河野洋平会長(当時、衆議院議長)の下で、エリザベート橋のライトアップ事業が立ち上がりました。この時も米倉さんが実行委員に就任し、私もその下で募金活動等に従事いたしました。ライトアップ完成の直前までハンガリーに大使として駐箚しておられました鍋倉眞一前理事長には大変お世話になりました。河野会長、鍋倉前理事長、亡き米倉さん、このお三方の強いご縁のゆえに、今回私が理事長を拝命することとなった次第であります。

 今後につきましては、河野会長のご指導の下、パラノビチ・ノルバート大使(名古屋大学に留学されていた頃からご厚誼を賜っております)をはじめとする大使館の方々のご協力も得て、当協会の発展のみならず両国の民間交流の益々の促進に努めてまいります。2019年に来日されたオルバーン・ヴィクトル首相の経団連への表敬訪問を契機に、パラノビチ大使のご尽力により、経団連のヨーロッパ地域委員会所属企業を中心に当協会も協力して(当時私も経団連の外交委員会企画部会長や通商政策委員会経済連携推進部会長を拝命しておりました)、在京大使館でフォローアップのための意見交換会が立ち上がり、現在も定期的に開かれております。そしてこうした交流を、大規模なハンガリー語講座を有し、従来からも多大なご協力をいただいている城西大学等の教育・学術機関との連携を基に文化・学術面にも拡大していきたいと考えます。9月末に来日されたチャーク・ヤーノシュ文化・イノベーション担当大臣とお目にかかった際も、当協会の取り組みについて大臣のご期待を伺い、意を強くした次第です。

 以上、就任のご挨拶とさせていただきます。何卒よろしくお願い申し上げます。

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