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2020年12月23日   
ハンガリー人でザルツブルク大聖堂の楽長のツィフラ•ヤーノシュ氏にメッセージを戴いてきました。

ツィフラ氏は、建築を勉強した後、リスト音楽院で新たに合唱式と音楽教育で修士を取り、ザルツブルク大聖堂の楽長になって34年目を迎える方です。詳しくはこちらをご覧ください。

ツィフラ・ヤーノシュ氏メッセージ
「この歴史的な建物であるザルツブルク大聖堂から、日本ハンガリー友好協会の会員の皆様にメッセージをお送りできることを大変光栄に思います。この機会を与えて下さった萩原淑子さん(協会理事)に感謝致します。
 私たちは今、特異な日々に直面しています。コロナウィルス感染症のパンデミックにより、私たちの日常生活は制限されています。カトリック信者も音楽家も例外ではありません。ザルツブルク大聖堂のミサなどの儀式も大幅に減らさはければならず、3月、4月には一時的に封鎖されました。
 11月以降、感染状況が再び悪化し、ミサでは歌手4人、楽器演奏者4人のみによる演奏が許可されています。幸いなことに、閉館には至らず、日曜ミサには制限された人数で信者の方がミサを受けています。
 クリスマスは聖堂楽長の私にとっても大きな務めがあります。真夜中のミサは人数制限のため、事前申込制とし、ミサは例外的にと22時と0時の二度行われる事になりました。大晦日の0時のミサの時も、同じ対策が取られています。
 この様な事態は、大聖堂の歴史の中でもなかった事で、楽長になって34年目を迎える私にとっても初めての経験です。
 新年に入り、一刻も早く状況が改善し、また合唱団とオーケストラと一緒に、信者の方々のために音楽を奏でられる様になることを、心から願うばかりです。
 クリスマスと新年の祭日を前に、会員の皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り致します。来年は是非、ブタペストやハンガリー、そしてザルツブルクやオーストリアの各地で、神様が贈って下さった美しい音楽と共に、皆様とお目にかかれることを願っております。

ツィフラ•ヤーノシュ (Czifra János)
ザルツブルク大聖堂楽長。
1951年ブダペストで生まれ。ブダペスト工科大学で建築科を修了した後、リスト音楽院に入学し、1980年に合唱指揮科と音楽教育科を卒業。その後、ザルツブルクのモーツァルテウム音楽院で指揮と教会音楽を学び1982年に卒業。ブダペストのSzent Imre教会の楽長を務めた後、1987年にザルツブルク大聖堂の楽長に任命される。
 

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