ごあいさつ

駐日ハンガリー共和国大使
パラノビチ・ノルバート

 

ハンガリーの友達、友好協会の皆様!
Jó napot kívánok, こんにちは!

 『根がない木は育たない』という諺があります。これはまさに日本とハンガリー両国関係にも当てはまります。外交、政治、経済、ビジネスを支える草の根活動がなかったとしたら、二国間関係はこんなに大きな成長を遂げられてなかったでしょう。

 幸いなことに日本にはハンガリーとの交流関係を支えるしっかりとした『根』、つまり日本ハンガリー友好協会があります。遡ってみると1971年、日本国内では中欧の小国家程度のイメージだったハンガリーのため、日本中のハンガリーに熱い思いを持つ無私無欲で寛大な方々により両国間関係を強化すべく草の根の基礎ができました。

 個人的にも私は東京を含む首都圏だけでなく東北から九州、北陸から山陰、中部から関西と日本各地にある各友好協会活動をそれぞれの場所で共に経験させて戴けるという機会に恵まれました。友好協会会員の皆様が日本の中のハンガリーの宝を大事にし、それを広めて下さっている事実に心を打たれました。友好協会そして各会員がカバーする範囲は音楽から食文化、刺繍から科学、人的交流からハンガリーフェスティバルですが、何よりも大きいのは各会員のハンガリー愛、情熱がこの組織をユニークで特別で何物にも代えがたいものにしていることです。

 皆様!2019年『日本ハンガリー外交関係設立150周年』を共に祝いましたが、両国関係が今ほど活発だったことはないと思います。友好協会なくして現在の私達はありえなかったでしょう。この先数十年に亘っても友好協会が常に健全に活動を続けていって欲しいのが私の強い願いです。日本とハンガリーの木を育て花を咲かせるためにも、より多くの『根』、そしてハンガリー愛あふれる会員を必要とします。これからも宜しくお願い致します。

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